2020年度

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《21年度対面授業実施について》

提案日 2021/01/29 (金)

提案内容

《21年度対面授業実施について》

対面対面と必死になっているように見えますが、いかがでしょうか。対面授業の割合が高いほど優秀な大学という考え方はありますが、それに左右されているだけのようにも見受けられます。本当に対面授業は必要なのですか? 今年度の授業を受けて、後期は特に対面とオンラインが併用されて、対面科目の対面授業としてのクオリティが明らかになったと思います。つまり、「この授業は対面でやる価値が薄い(集まる方がリスク高い、というよりコロナ後も時間かけて大学に来るほどの価値が無い)、一方であの授業はオンラインだけど機材や演習を是非対面でやってほしい」などの、授業の質や、対面/オンラインの向き不向きなどが浮き彫りになったということです。それは考えているのでしょうか。20年12月のコロナ関連の投書の「学びの共同体」のような回答、対面でないと共同体は形成できないのですか。コロナに関わらず、今回オンラインでやるという選択肢が広がったわけですから、せめてそれを生かす方法も考慮している、というような形にして欲しいです。多くの学生の移動時間やリスクなどを背負っている以上、対面授業を行いたい授業は、対面授業をやる価値があるんだというプライドを持って準備していただかないと、困ります。一度ある対面授業で「え、来週も対面なんですか?」と質問して、「何か差し支えがあったら個別に連絡して頂ければ配慮します」と言われましたが、コロナ的な差し支えではありません、先生が一方的に話すだけなのにわざわざ学生を呼び立てて対面でやらなければならない理由は何ですか?と問いたい。先生方の負担もある程度は分かりますが、先程も書いた通り何十人何百人もの移動時間やリスクを買えるだけの、人生を削るだけの質を提供できますか? 去年までは登校するのが普通だと思っていましたが、そうでない選択肢が発生した以上、そちらのメリットの方が大きい場合は積極的にそれを採用して欲しいです。各授業の振り返りアンケートにも必要であれば書くつもりでいます。

あと、今期のように対面とオンラインを切り替えるようなら、せめて遠くから定期を買って通っている学生には大学側の判断でオンラインに切り替えている期間の定期代を補償をするなどはした方が良いと思うのですが、現在どのようにされているのでしょうか。

回答

 本学は通信制ではなく通学制の大学となりますので、授業は専ら教室において対面で行うことが大前提となり、オンライン等を用いたメディア授業により修得可能な単位数は、文部科学大臣により定められています。今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、特例的にこの定めを弾力的に扱うという文部科学省の通知が出され、これに基づいて本学でも新型コロナウイルス感染症対策として、多くの授業をオンライン授業で実施しました。

 加えて、コロナ禍における授業実施の留意点として、文部科学省からは全国の大学等に対し、「感染対策を講じた上での面接授業の実施が適切と判断されるものについては、面接授業の実施を検討すること」「特例的な措置として認められる遠隔授業は、十分な感染対策を講じたとしても面接授業を実施することが困難である場合に限り実施可能であること」等と併せ、対面授業実施にあたっては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うやむを得ない理由により、出席が困難な学生への修学上の配慮についても通知されています。

 本学としては、上述の法令や文部科学省からの通知等を踏まえながら、ポータルで言及している本学の責務に基づき、感染防止対策や必要時の授業上の配慮を行いながら、可能な限り平常時の対面授業に戻していくことを方針としています。

 また、上述の通り、授業の基本は対面での実施ですが、高い教育効果が得られる場合等にオンラインを一つの手法として、各科目の授業計画の一部に取り入れることは、引き続き実施してまいります。

 なお、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、修学の継続が困難になっている学生等に対する経済的支援は行っておりますが、通学に係る定期代の補償は行っておりません。

【教育推進課】