2020年度

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《対面授業について》

提案日 2020/11/19 (木)

提案内容

《対面授業について》

対面授業が通常通り再開されるようですが、学内に感染者が出入りしていたという経緯を踏まえれば、対面授業を再開するにしても、本来オンラインでできるものに参加したために感染してしまったという事態を防ぐためにも、実験などではない講義のみの科目については対面で受けたい方は対面に出て、対面に不安がある、あるいは体調がすぐれない人はオンラインで講義を受けられるように、つまりは学生側に自分がどのように行動するのか判断できるように、現在対面の科目については、講義、オンラインの双方で受講できることが可能で、学生側がどうするのかを決められる環境を整えてほしいです。

回答

ご提案をありがとうございます。コロナの感染者数が増加傾向にある中、また本学に係るクラスター事案の後に学生の皆さんが対面授業の再開について不安に思われることはとてもよく理解できます。 

しかしながら、大前提として、大学の授業は主に教室等において対面で行うことを想定しています。また、本学は授業を提供するだけでなく、学びの共同体としての場を提供することがその責務の一部と考えており、この考えは”withコロナ”の社会においても同じです。 

前期は緊急事態宣言及びその流れで学生の皆さんの学びを担保するため、緊急措置としてオンラインでの授業とし、また後期についても感染防止の観点から教室の収容定員を減員している関係で一部オンライン授業を補助的に実施していますが、前述の本学の責務を踏まえ、現状では感染のリスクコントロールを行いながら対面授業を主軸に据えて実施することとしています。そのため、コロナ禍で不安定な情勢下ではありますが、学生の皆さんにはご自身でも感染防止対策を取っていただきながら、可能な限り大学へ来て学んでいただきたいと考えています。 

“withコロナ”の時代の中で、周囲の人が感染するということも十分想定されますが、大学としてはまずはウイルスを大学に持ち込ませないことを第一義的としつつ、もし持ち込んでしまった場合でも感染の拡大を最小限に抑えるための感染防止対策にも努めています。それは、学生の皆さんにお願いしているマスク着用・手指消毒の徹底に始まり、教室の座席間隔の設定、換気の実施等々であり、今回のクラスターに伴うキャンパス入構禁止もその措置の1つです。

 6月中旬から感染防止策を徹底した上で対面授業を徐々に再開し、後期は半数程度まで対面授業を実施していますが、今回の集団感染でも授業での感染は全く起きていないことが確認されており、感染防止策を徹底した上での授業の実施で感染が起きる可能性は非常に低いと考えています。

ご提案いただいた内容や主旨は理解しますが、上述しました背景や理由により、引き続き感染防止策を講じながら、学生皆さんに登学いただいて対面授業を受講してもらうことを大学の方針としていますので、ご理解のほどお願いいたします。

なお、ご本人が基礎疾患等によりコロナに感染した場合に重症化する恐れがある等のやむを得ない事由を有する場合は、教育推進課までご相談ください。

【教育推進課】