2020年度

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《クラスター発生に伴う中百舌鳥キャンパス立ち入り禁止措置について》

提案日 2020/11/13 (金)

提案内容

《クラスター発生に伴う中百舌鳥キャンパス立ち入り禁止措置について》

2020年11月10日に周知されたクラスター発生に伴う中百舌鳥キャンパス立ち入り禁止についての提案です。 

上記の措置は、11月11日から立ち入りが禁止されるという内容であったにも関わらず、案内が前日の19時ごろでした。私の研究活動は細胞培養を伴い、2~3日に一度は細胞を観察し、培地を交換する必要があるため、登校ができないときには指導教官に細胞のメンテナンスをお願いする必要があります。今回のように緊急の措置が行われると、十分なデータが取れなくなるばかりか、指導教官へ十分な引継ぎができず、今回の実験がやり直しに近い状態になってしまいました。ある程度の日数を要する実験内容ですので、大学の決定によってその分の学費に相当する期間が失われてしまいました。 

報道されているとおり、今回新型コロナウイルスに感染したとされるのは学外へ旅行に行ったサークルの学生です。本当に中百舌鳥キャンパスの学生全員を翌日から立ち入り禁止にする程の緊急性があったのでしょうか。提案の趣旨といたしまして、今回のように研究活動を蔑ろにしているともとれるような事態が今後は起こらないよう、緊急の立ち入り禁止措置がとられる場合には、研究のための入構を申請による許可制にする期間を一週間程度設けるなどの柔軟な対応をお願いしたく存じます。

回答

この度は、多大なご迷惑、ご心配をおかけしまして誠に申し訳ございません。 

今回のキャンパス閉鎖については、サークルという多くの所属にまたがる団体において感染が広がってしまっており、後日感染が判明したり濃厚接触者と認定されたりした者が、既に授業や研究室等に登学していた場合、更なる感染者を生んでしまうことになってしまいかねず、そうなってしまうと関係者の範囲が見えなくなってしまう状況でした。

以上のことから、学長メッセージにもありますとおり、今回の措置は大学としても断腸の思いでした。

なお、指導教員を通じて研究科長からの許可を得ることで、研究活動のための入構は認めております。
ついては、研究室の指導教員にまずご相談くださいますようお願いします。

ただし、入構が許可された場合であっても、あくまでキャンパス内への立入り禁止が原則ですので、必要最小限の研究活動のみとし、この期間に必要とする実験作業等が終わりましたら、すぐにご退構するよう併せてお願いします。

今回のこのような判断に至ったことについて、申し訳なく思うとともに、ご理解、ご協力を賜りますようお願いします。

【企画総務課】